【 奨 励 賞 】

【テーマ:仕事探しを通じて気づいたこと】
働くとは
あすなろ会  藤 浦 有 希  23歳

私にとって働くとは、自分の生活を豊かにするための手段だと考えていた。なぜなら、私が大学受験をしている時、優良企業入るために大学受験を頑張れと言われ続けていたからだ。私も優良企業に入るために大学受験を頑張っていた。上記の、優良企業とは給料が高く、誰もが知っている企業だと考えていた。

私が大学に進学し、自分の生活を豊かにするために働くという考えに違和感を感じるようになった。私は大学時代の4年間、貧困国に暮らす村人の状況を聞き、生活を豊かにするものは何かを考え支援するという活動をしていた。相手の状況を直接聞き、相手のニーズを見つける活動は現地の新聞にも載るほど需要が高まっていた。需要が高まるにつれ、次第にやりがいを感じ、お金はもらえなかったが、自分の生活を豊かだと感じていた。この活動を通し私は、働くとは自分の生活を豊かにするためではなく、相手の生活を豊かにすることだと感じた。

しかし就職活動が始まっても、相手の生活を豊かにするためにはどのようなアプローチが自分に適しているのかわからなかった。その時に、仕事をしている先輩に相談し、「働き方には、大きく分けて2通りの方法がある。1つは直接お客様に働きかける方法、もう一つは他の企業を通しお客様に働きかける方法がある。誰もが知っている企業は、対象となるお客様が多いため一人一人に合わせたサービスが難しい。」ということを教えてもらった。私は大学時代の活動を通し、直接お客様に働きかけている企業が自分に適していると感じた。その中でも、生活を豊かにするための基盤はお金だと感じていたので、お金そのものをサービスとしてお客様に提供できる金融機関で働きたいと思うようになった。

私は現在、信用組合という地域密着型の金融機関で働いている。昨年は1年間で、窓口や渉外活動を経験した。直接お客様の声を聞き、一人一人に合わせた働きかけをすることにやりがいを感じている。

仕事を通しても、働くとは自分の生活を豊かにするためだけではなく、相手の生活も豊かにすることだと感じている。

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