【 奨 励 賞 】

【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
社会人1年目の私が気づいたこと
ダイヤコーポレーション 爲我井 美 聡 24歳

昨年の4月、新社会人として働き始めて1年と3ヶ月が経過しました。働くこと、組織の一人として 社会に関わることに対して何も分からなかった4月ですが、この約1年で気づけたこと、学べたことが あります。その一つが「何事も人と人の関わりであること」です。

現在、私はメーカーの営業をしています。得意先に足を運び、商品や売場の提案をすることにより売 上につなげることが主な活動です。売れる商品であること、得意先にあった提案であること、市場を 知っていること、見やすい提案書であること。売上につなげていくために必要なことをたくさん学んで きました。その中でも最近改めて重要だと感じていることが、人と人との関わりです。会社に入って半 年頃、特にこの重要性を感じた体験がありました。普段はメールのやりとりだけで直接会ったことのな い方との間にトラブルが発生してしまいました。一人では解決できず上司に相談したところ、文面だけ でなく直接話せばすぐ解決するような問題だと言われ、会いに行ったその方は想像よりも物腰が柔らか く、少し話しただけで問題は解決してしまいました。原因は文面だけのやりとりでは些細なニュアンス が伝わらず認識の違いが生じてしまったことでした。今思えば、以前から直接会ってコミュニケーショ ンを取っていれば起こらなかったかもしれない程に些細なトラブルでした。このような経験から結局は 人と人であるということに気づいて以来、相手とコミュニケーションをとりその人を知っていくことや 関係をつくる機会を設けることを重要視するようになりました。

当たり前のことですが自分も人間で接する相手も人間です。社内や社外関わらずあらゆることの根底 に人間関係が関わってくるとこの一年の社会経験を通して改めて感じました。もちろん人間関係だけで すべての物事が上手く進んでいくわけではありませんが、ちょっとしたトラブルや頼み事から重要な商 談まで、良好な関係がこれらをスムーズに進めていく手助けになってくれると思います。人と人との関 わりを大切にして、自ら働きやすい環境をつくっていきたいと思います。

戻る