【努力賞】
【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
「働く」ことと僕
日大三島高校  矢田星矢  15歳

「働く」。それは僕の身近にあり、何度も見たり聞いたりしてきたもの。しかし、今までに「働く」
ということの意味を僕は深く考えてみたことはあるだろうか。いや、ない。

「働く」ことはまだ遠い先のことだと思っている僕がいて、それに反比例するようにどんどん成長し大人に近づいていく僕もいた。着々と近づいてくる「働く」ということについてこの機会に考えていきたい。

辞書で「働く」ということの意味を調べてみると、こう書いてあった。

目的にかなう結果を生ずる行為・作用すること。仕事をすること。

仕事をする、つまり人は生活するためだったり、お金を得るために働いてるといえると思う。

もし、とてつもない大金が手に入ったとする。そしたら大半の人は働くことをやめてしまうのではないか。働くことは楽しいばかりではなく、辛いと感じている人もたくさんいる。働かなくてもいいなら働きたくないと思うことは、当然なのかもしれない。

しかし、どんなにお金があっても、働くことをやめない人もいる。僕は疑問に思った。なぜ十分なお金があるのに働くのだろうかと。その答えは、「社会との関わりをもつため」だった。仕事をする上で必ず他の人と関わることになり、人間関係ができてくる。仲間は一生の宝物というように、とても大切な存在が働くことでできる。

また、仕事を通じて自分を成長させる自己実現のために働いている人や、働く理由を社会への貢献と考えている人もいることが分かった。

これらのことから、人によって「働く」ことの意味、目的、理由が違うことが分かった。自分が「働く」ことになった時、何も意識することなく働くのはやめたいと思った。働く意味を考えて働いたほうが辛いことや苦しいことがあっても乗り越えることができると思う。しっかり自分に合った仕事を選んでいきたい。

僕の周りには幸いなことに、仕事をしている、先輩にあたる人達が、たくさんいる。今のうちから、たくさんの人に、アドバイスをもらいながら自分なりに考えていきたい。

今の僕の将来の夢は、数学の教師になることだ。次世代の生徒を育て、しっかり社会貢献をしたい。

そのために、今の僕は文武両道をしなければならない。部活に僕は入っている。どちらでも結果をださなければならない。授業の休み時間などを効果的に使って、宿題や課題をやっていきたい。

働くことによって、同期の人達と協力しあうことによって、コミュニケーションをとることができ、自己成長、そして、社会貢献にもつながると思う。

このように、働くことの意味を深く考えてみることにより、より一層自分が働く日がどんどん近づいてきているという実感がわいた。この機会を設けていただいたことに感謝したい。

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