【佳作】

【テーマ:仕事を通じて、こんな夢をかなえたい】
趣味も追い求めれば生き甲斐になる
埼玉県  花嶋真次  37歳

「無から有を生む」私はこの考え方が大好きだ。全ては何もなかった。何もないところに今あるものがある。

8年前に立ち上げたバスケットボールチームも再来年で10年になる。これも同じく何もないところから、ただ想いだけで始めただけだ。無だったところに人が集まり、今では大きな有となっている。そして、今8年過ごしてきて確固たることを考えている。いや、むしろこうしたい!という更なる有を求めている。それが「若者を育てたい」という夢だ。

バスケチームを通して、子供の教育を担っている感が凄くある。子供は自分を映す鏡のようでとても相思が大きい。適当は教えられないし、仮に適当さがあればそれは大人の質の問題になる。真っ白いキャンパスにどんな色を付けて上げられるかが一つの役割りである。そうやって何年も教えているうちに、子供達が大きくなり成長を感じると、嬉しさ以上に、大きな楽しさを見させてくれる。表現大雑把だが、成長の過程が本当に楽しい。優しくあり、たくましくある姿が本当に嬉しいのだ。そうかそうなんだ。教育が自然と喜びに変わる瞬間が大好きなのだ。これが今私の求められている役割りであり、使命の一つとそう感じている。

10年が経つ再来年。私は今のバスケチームを一つの形態にしようと考えている。物事は常に変化をしながら動くと同様に、無から生まれた有を、更なる有にすることが大切だと考えている。子供が育ち、若者になる。その過程のお手伝いをしたい。その過程にたくさんのキッカケを与える使命感を頂きたい。そう考えている。

自分が好きで始めたことが、また新たな好きを生んだらこれほど大きな喜びはない。そう、それが仕事を通じての新たな夢である。

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