【 努力賞 】
【テーマ:女性が輝ける働き方】
輝くために
日本大学三島高校 秋山莉穂 17歳

私は女性が輝ける働き方とは何か考えました。男女雇用均等法が25年2月に「間接差別となり得る措置の範囲の見直し」などの四点が改正されました。私は女性が輝けるように働くためには男女が平等に扱われることが大前提であると考えます。

私の母が働いていた20年ほど前には、少し早めに会社に着くようにし、お湯を沸かして、机の上を拭き、男性社員が席に着くころお茶を入れるのが毎朝の仕事だったと聞いたことがあります。女性は家庭でも家事をする割合が高いからか、お茶をくみ、コピーなどの雑用を頼まれたそうです。このようなことから男女が平等に扱われていないと考えます。こういう細かいことから、職種など男女での差別がない社会が女性の輝ける働き方の第一歩だと思いました。しかし実際には女性は結婚して仕事をやめてしまう人も多いと思います。妊娠、出産を機にやめてしまうこともあるでしょう。そういうことを考えると、すぐにやめてしまう人間に責任のある仕事を任せることが出来ないのかもしれません。そういったことからこの考えも否定することができないでしょう。しかし女性が雑用ばかりやるのもおかしいと思います。

先日、都議会でセクハラやじが取り上げられました。内容は男性議員が女性議員に対し「早く結婚した方がいいんじゃないか」「子供が産めないのか」「子供もいないのに」というやじを飛ばしました。女性を軽視した言葉でした。議員という私たちの代表者でさえ女性を差別した傷つける言葉を発してしまう。こういう職場では、輝いて働くことはできないと思います。

自分自身が仕事の能力を磨き、責任のある仕事を任せてもらえるようにし、女性だから仕方ないといわれることがないように努力し、また、まわりも男女差別をしない環境がある、そのすべての条件がそろっているのが女性の理想の職場であり、女性が輝ける働き方だと思います。

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